妊娠中から成人するまでわが子の歯並びのすべてがこの1冊でわかります!
最近、歯並びが悪く、歯科矯正を受けている子どもが増加中。その原因は、育て方に関係があることをご存知?
書名/夢は矯正いらず『子育てできれいな歯並びを!』
著者/倉治ななえ著
【医歯薬新報EXPRESS 2011年6月1日 配信】
むし歯で悩む子が減ったいま、子どもの歯並びを気にかけるおかあさんが増えています。実際に小学生からの歯科矯正も増えています。「歯並びは遺伝」と思っている人は多いけれど、実際には「育て方」が子どもの歯並びに大きくかかわっていることは知られていません。
この本では、予育てのやり方を見直したり、工夫したりすることでできる「きれいな歯並び」育ての方法を、「子育て歯科」の歯科医として多くのお子さんを診ていらした倉治ななえ先生が、その豊富な経験も踏まえてアドバイスします。
●内容
きれいな歯並びを育てるための干育ての工夫はいつから必要だと思いますか?
「歯が生えてきたら?」
「大人の歯に生えかわるときから?」
実はどちらも間違い。答えは「生まれてすぐの授乳している時期から、永久歯がきれいに並ぶだけの十分なあごのスペースが、きれいな歯並びの絶対条件。そしてあごの骨を育てるために必要なのはあごの十分な運動なのです。
「あごの運動って何?」と思われた方も多いでしょう。たったひとつのあごの運動が実は噛むこと」。あごの発達のためにはとにかく「噛む」ことがとても大切なのです。そしてママのおっぱいから直接母乳を飲むことは、噛むことの予行演習になっているんです。
また、乳歯はいくらむし歯になっても、永久歯が生えてくるからかまわない、と思っていませんか?
乳歯のむし歯も歯並びが悪くなる大きな原因。
この本では、きれいな歯並びのベースになるしっかりしたあごの育て方に始まって、知らないうちに歯並びを悪くしてしまうさまざまな生活習慣やくせなどをあげて、それに対する対策も詳しくお教えします。
歯並びとは関係ないと思われがちな歯磨きも、むし歯を防ぐ意味からも、いい歯並びを作るためにかかせません。赤ちゃん時代から、いつ仕上げ磨きを卒業すればいいのかまで、詳しくお伝えします。
また、指しゃぶりのやめさせ方など、歯並びを悪くするくせや姿勢の治し方もお教えします。
そして、残念なことですが、精一杯努力しても不正咬合(悪い歯並び)は100%防ぐことはできません。そのときはどんなふうに歯科医の力を借りればいいのかのアドバイスまで、この本ではきちんと網羅してあります。
ぜひこれから赤ちゃんを産む妊婦さんから、成人するまで、子育て中のすべての親御さんに手もとに持っていていただきたい1冊。まさに子育て必携本です!
体裁=四六判 並製 1色192ページ
定価=1365円(税込)
発行=(株)主婦の友社
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