歯科医師会書籍第二弾は、震災を見つめる
歯科医師会からの出版。シリーズ3刊の第2弾は震災を通して医療の本質を見つめる。
書名/食べる―生きる力を支える③ 歯科医師会からの提言 『3・11の記録 震災が問いかけるコミュニティの医療』
著者/大久保満男・大島伸一<編>
【医歯薬新報EXPRESS 2012年4月7日 配信】
日本歯科医師会会長 大久保満男氏、国立長寿医療研究センター総長 大島伸一氏による歯科医師会の書籍第二弾。3.11震災に於いて身元確認作業を行う歯科医師たちが見、聞き、感じたもの、150日間のルポルタージュを医 療ジャーナリストの秋元秀俊氏(秋編集事務所)が執筆。累々たる遺体の山に、家族の咆哮、やり場のない怒りと悲しみの底で「歯科医師」にできることとは一 切無私の身元確認だけであった。その他、大久保会長と鷲田清一氏(臨床哲学)の対談にはじまり、秋山弘子氏(ジェロントロジー)らとの座談を収録。医療に 身を置く人間に対する根源的なテーマを提起している。
単行本:297ページ
出版社:中央公論新社 (2012/4/7発売)
定価:1,575円
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